スーパームーンって何?満月はネイティブアメリカンに関する名前だった!

寒い

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私たちから見ると満月の中でも、やたらと大きく見えるのがスーパームーンです。

私たちから月を見たときに、月がいつもと違って大きく見える満月という感じで覚えておくといいでしょう。

また、月ごとの満月にピンクムーンだとかハーベストムーンなど英語で名前がついています。

そもそもスーパームーンだったり、ほかの満月の名前に天文学の要素は一切ありません

今回はスーパームーンの仕組みや、1か月のうちの満月に○○ムーンとつく由来や仕組みなどを説明していきます。

スーパームーンの仕組みとは?なぜ大きく見えるの?

晴れた夜空でみられる満月のうち、最も大きく見えるのがスーパームーンと呼ばれています。

月は地球の周りを円のようにではなく、楕円で描くように回っているため地球に近づいたときにスーパームーンとして大きく見えます。

実は占星術から名づけられたスーパームーンなんですが、天文と一切関係がなく大きく見える満月です。

月が地球の周りをまわるのは楕円なのですが、近いときに354000kmで遠いときは406700kmという車を使ってもかなりしんどい遠さです。

近いときである354000kmのときの満月に、アメリカの占星術師であるリチャード・ノルさんという方がつけたものです。

占星術ですから、いいことがあるなんていうのがよくあることですが、ここではそのようなものをあえて関係はないとお伝えしておきます。

スーパームーンだけじゃない!ピンクムーンやストロベリームーンの名前の由来とは?

満月に英語の名前がついているわけですが、これまた天文と一切関係がなくて、ネイティブアメリカンの1か月あたりの象徴として名づけられたものです。

こちらも占星術に関することなので、ここではなぜそうやって満月に名前がついたのかなどを説明していきます。

1月の満月ウルフムーン

寒い1月にはオオカミが繁殖期を迎えるのもあって、オオカミが遠吠えをよくします。

1月の夜空は空気が澄んでいるのもあって、遠くまで声が聞こえるということもあり、寒くておなかのすいたオオカミが遠吠えするという説もあります。

いずれにしてもネイティブアメリカンの方々は、1月の月をオオカミの印象があるためウルフムーンと名付けました。

2月の満月スノームーン

日本だと早ければ10月とか11月から雪が降り始めることもありますが、ネイティブアメリカンの占星術によれば、大雪が降って狩りに出かけられないという状態でした。

今でもとんでもなく雪が降るときもありますし、雪が少ないときもあったりする年がありますが、大雪の印象がネイティブアメリカンの方々にあったのだと思われます。

そのため、2月の満月をスノームーンと名付けております。

スノームーンと聞くと名前の響きがいいと思うのは私だけかなと思っています。

3月の満月ワームムーン

急に嫌な名前だと思う方もいらっしゃるとは思っていますが、ワーム(worm)と呼ばれる土の中にいるミミズとかの虫が暖かくなってきて出てくるという意味です。

違う意味でワームムーンをネイティブアメリカンの方々は思われていますが、冬の寒い時期を乗り越えて春へと向かうというが印象にあってついた名前であるといわれています。

まだまだ寒い時期である日本ではありますが、梅が咲く時期ですから日本の由来であれば梅ムーンとか、プラムムーンとかになっていたのかもしれませんね。

4月の満月ピンクムーン

ピンクムーンと急にかわいらしい名前がついたわけですが、ネイティブアメリカンの方々も日本や世界中でも咲く桜をイメージしてつけられています。

特に芝桜をイメージしているのもあって、この時期も日本には芝桜が咲いて、あたり一面一面にピンクのじゅうたんのように咲きます。

春が来たときの満月ととらえても問題ないかと思っています。

5月の満月フラワームーン

4月とうってかわって春になり様々な花が咲きます。

春はいろんな花が咲くというのは、日本だけではなくネイティブアメリカンの方々もそう思ったのでしょう。

ちなみにネイティブアメリカンの方々は、この5月の満月であるフラワームーンのときには、トウモロコシの種を植える時期という目安にしていたという話もあります。

6月の満月ストロベリームーン

日本でも有名なストロベリームーンなんですが、満月が赤とかピンクだからというわけじゃなくて、ネイティブアメリカンの方々はイチゴの収穫をしていました。

日本だと1月~2月がイチゴの収穫だったり、いちご狩りをする機会もあるかもしれませんが、主に北米でイチゴの収穫が行われるためにつけられた名前です。

7月の満月バックムーン

バックというのは雄の鹿のことをいいますが、7月になるとネイティブアメリカンの方々がバックの角が生え変わるという意味を持ちます。

ちなみに日本では江戸時代に雄の鹿の角によって、人がけがをしたり鹿同士で傷付けてしまうという理由で、オスの鹿の角を切っていました。

私がアメリカに行ったことはありませんが、アメリカの映画とかに鹿の角が飾られていたのを記憶していますが同じ目的なのかなと感じることもあります。

8月の満月スタージョンムーン

スタージョンというのは、キャビアで知られるチョウザメのことを表しており、主に北米でチョウザメを漁がおこなわれていました。

特に8月のチョウザメが1番とられたときがあったため、8月の満月をチョウザメであるスタージョンと名付けられたといわれています。

ほかには月が出始めたときに、太陽の光が月を照らすのもあって地球からは、赤く染まった月であるという意味もありレッドムーンと呼んでいるところもあります。

9月の満月ハーベストムーン

ハーベストは穀物という意味の英語なんですが、農作物の収穫の表すようになりました。

5月にうえたトウモロコシの収穫ということもあるので、日本にしかない単語である残業にあたるわけですが、月夜がとてもきれいに見えるため遅くまで収穫していたようです。

収穫のイメージがあるからネイティブアメリカンの方々は、9月の満月をハーベストムーンと呼んでいたといわれています。

10月の満月ハンターズムーン

10月の月明かりが明るくて、遠くてまで見えたりするため、夜遅くまで食料となる獲物を狩っていたといわれています。

冬になってしまうと冬眠をしてしまう動物もいるのもあって、10月の満月であるハンターズムーンの時期が最後の狩りとまではいかないもののラストチャンスでした。

9月がハーベストムーンということもあり、農作物を収穫するため動物たちは、収穫しそこなって落ちてしまった農作物を食べにやってきたというわけす。

となってしまうと冬に向けたラストスパートである、ネイティブアメリカンの方々はかなり死活問題になる食料を狩るしかないでしょう。

11月の満月ビーバームーン

11月になるとビーバーが、巣をつくって冬を越す準備を始めます。

ビーバーの毛皮が高級なわけですが、17世紀から使われ始めるようになり乱獲が行われるようになりました。

18世紀に乱獲しないようにアメリカとカナダが保護する法律を作っていますが、昔のネイティブアメリカンの方々にとって、これから寒い季節に入るためビーバーの毛皮を着ていました。

ビーバーを狩っていた時期であるのと、寒い季節を乗り越えるためにつけられたわけですが、羊みたいに毛だけ刈ってどこかに住まわせることができれば希少価値はないかなと思います。

保温に優れたビーバーの毛皮を使って、そろそろ寒さに耐えられるようにしないといけないねという意味だろうと思われます。

12月の満月コールドムーン

12月の満月がコールドムーンと呼ばれるようになったのは、寒いからというだけであって特に深い意味はありません。

今でも昔もネイティブアメリカンの方々も私たちも寒い時期ですから、コールドという名前を付けたくなるのは理解できます。

夜が長くなるのでロングナイトムーンと呼ばれることもあります。

まとめ

スーパームーンと月々の満月のネイティブアメリカンの方がつけた名前を紹介しました。

スーパームーン占星術によるもので、簡単にいってしまえば占いの一種であって、とくに深い意味がないスーパームーンです。

月と地球が近づいて、地球から満月を見るといつもよりも大きく見える現象です。

またネイティブアメリカンの呼び名の満月も、かわいらしい名前からイカつい名前まであります。

日本で紹介されているのは、主にかわいらしい名前の満月が多いですが、ほかにもいろいろな呼び名があるということをお伝えしました。

いろいろな呼び名の満月があるんだよと、いろんな方に知ってもらえればと思いますが、主にネイティブアメリカンの方々がつけた満月であることもそえておきましょう。