梅干しとウナギの食べ合わせは?土用の丑の日豆知識

ウナギ,蒲焼き

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土用の丑の日になると、スーパーやコンビニエンスストアなどでウナギのかば焼きが売られてることがあります。

「土用の丑の日はウナギだね」というのがよくあることです。

土用の丑の日と同じように、「土用干し」という「梅干し」を干すことがあります。

梅干しを作る時にカビが入らないようにしないといけません。

梅干しとウナギで思いつくのは、「食べ合わせ」だと思います。

「梅干しとウナギの食べ合わせは良くない」という話もありますが、土用に関連する「ウナギ」そして「梅干し」について説明しますね。

土用とはどんな日?土用殺とはなに?

土用という日は、四季の中で節分の次の日である2/4の立春・夏になりますよという5/6ごろの立夏・秋になりますよという8/7ごろの立秋・冬になりますよという11/7ごろの立冬の前の18日前のことを言います。

立春・立夏・立秋・立冬は、古い暦(こよみ)であり中国からきた暦のことです。

今の暦とは違いますよね?

土用には「土用殺(どようさつ)」と言われていて、なるべくおとなしくしておいた方がいいとも言われています。

旅に出る・転職・引越し・家庭菜園などを行ってはいけないと言われています。

土用は土の神様が怒ってしまうということです。

ちょうど季節の変わり目ということもありますので、おとなしくしておいた方がいいということなのかなと思うこともあります。

土用の丑の日にウナギを食べる理由とは?

土用の丑の日にウナギを食べようになったとされるメジャーな情報は、江戸時代にオランダの学者であり、医学の学者でもある平賀源内(ひらがげんない)さんのアイデアという話ですが、諸説あります。

ウナギ屋さんがなかなかウナギが売れないのを平賀源内さんにアイデアを求めたと言われています。

平賀源内さんが言うには、「土用の丑の日にウナギを食べると夏の暑さを乗りきることができるからポスターを張ってみたら」というアイデアを伝え、ウナギ屋でウナギが売れたという話をよく聞くと思います。

ウナギの旬は冬なので、夏である土用になると売れなくなるのは、そうすることもできない状態だったと思われます。

今ではウナギは養殖されていますので、価格が変わりますがウナギを食べることができます。

ウナギにはどんな効果があるの?夏の土用に強い理由は?

ウナギは夏バテに良いからというアイデアを与えてくれた平賀源内さんですが、ウナギは本当に夏である土用にどのような効果があるのかを知っておくのもいいかなと思います。

ウナギにはビタミンが多く含まれており、体の疲れを癒してくれる効果があると言われています。

またウナギに多く含まれている、ビタミンAですがお肌の調子にも効果があります。

ただし、ビタミンAは多くとってしまうと、ウナギの効果と正反対ともいえる副作用があります。

肌が荒れる・頭が痛くなるなどの体のトラブルが出てきてしまいますので、気を付けた方がいいです。

ウナギの効果とは違いますが、天然のウナギが少ないため、天然のウナギがいなくならないように、養殖のウナギにしてみるのも私たちには必要なことではないかと思います。

ウナギの血には毒があり目に入ると危険なので、かば焼きが多いというのも豆知識として覚えておいた方がいいですね。

土用干しとは?梅干しをカビから守るためだった!

土用の丑の日は、だいたい7/下旬となっています。

土用の丑の日と同じように、土用干しという梅干しを干すことがあります。

梅干しだけでなく、衣替えが過ぎた日なので日光に当ててカビや虫食いを避けるために行うことがあります。

土用干しの時に梅干しを日光に当てて干す最大の目的は、梅干しをカビが生えないようにするためです。

夏の土用なので、暑くなり梅干しを干すには最適な時期とも言えます。

梅干しは日光に当てると、殺菌を殺してカビを防ぐことができます。

また梅干しを干すと夏なので昼と夜の温度差(最近は少ないですが)があるため、梅干しがカラカラになるのを防ぐこともできます。

土用干しで梅干しを日光に当てると、梅干しがおいしくなるとも言われているため、土用の丑の日と同じ日に、梅干しを干す土用干しが行われています。

梅干しにカビが生えたらどうすればいいの?

梅干しには塩が多く含まれていますので、保存食としても利用されています。

私の母の話ですが、「梅干しにカビが生えたり腐らせると、親族に不幸が訪れる」と聞いたことがあります。

私自身は梅干しを作ったことがありませんので、梅干しにカビが生えたり、腐らせるということはありません。

趣味で梅干しを作る場合もあるかと思いますが、保存食として梅干しがあるため、めったにカビが生えたり腐ったりするケースは少ないと思います。

梅干しにカビが生えたり腐ってしまう話は、きわめてレアケースとも言えます。

レアなことなので、重大な話になったのだろうと言われています。

私の母は、父と一緒に神社へ行き、お賽銭を入れるところへ自分が持っている一番高い身に着けるものを後ろ向きで投げたと言っていました。

その後絶対に振り返らず去るというように、神主さんから言われたそうです。

そういう言われもありますが、気にされない方はそのままでいいかと思いますし、気にされる方は神社などに聞いてみてください。

梅干しとウナギの食べ合わせは本当に悪いの?

土用の丑の日などでよく、「梅干しとウナギの食べ合わせは良くない」と聞いたことがあると思います。

実際のところ私が試したことは1回だけありますが、今のところ医学的にも正しいとされていません。

梅干しは聞いたり見たりするとよだれが出るときがあります。

よだれが出るということは、消化を助けてくれる効果があります。

お腹の調子が悪いときに言われたことがありますか?

「お腹を壊したら梅干しのおかゆが良い」ということを聞いたことがあると思います。

梅干しは消化を助けてくれる役割があります。

ウナギにはビタミンなどの栄養がありますが、油が多く胃もたれすることもあります。

そのためウナギの消化助けるために、梅干しを食べてはいけないことはないと言われています。

では、なぜ梅干しとウナギの食べ合わせがダメなのかです。

よだれの件もありますが、食べたくなっちゃいますよね?

ウナギは高いですので、ぜいたくな暮らしにならないようにという意味や、梅干しにより消化がよくなるので食べ過ぎないようにという意味もあるようです。

もしもの話ですが、ウナギが腐ってしまった場合には、ウナギを食べると酸っぱく感じる言われています。

梅干しを食べると、ウナギが腐っているかさらに分からなくなることがあるので、体に気を付けましょうねという心配りから来たお話です。

まとめ

土用の丑の日にウナギを食べるという理由や、ウナギと梅干しの食べ合わせについて説明してみましたがいかがだったでしょうか?

ウナギは冬がいいと言われていますので、ウナギ屋さんが何としてでも夏の土用にウナギを売らないといけなかったはずです。

夏の土用にウナギが売れなければ店を閉めるしかありませんからね。

また梅干しに関しては土用干しについても説明してみました。

梅干しにはいろいろな言われがありますが、少なくとも悪い食べ物ではありません。

しかし腎臓のトラブルで塩分制限を医師から受けている場合には、避けないと腎臓の機能が落ちてしまいますので気をつけてください。

梅干しとウナギの食べ合わせですが、スッキリと解決できるように説明してみましたがどうでしょうか?

医学で言えば問題はありません。

ただ梅干しと一緒にウナギを食べてしまい、食べ過ぎてしまわないようにという配慮があった話であるということですね。

やさしい話だと思います。

土用の丑の日にはウナギで決まりですね。