仕事やゲームなどで使うマイクは、コンデンサマイクが主流でよく家電量販店で売られているのをみると思います。
コンデンサマイクの性能と正反対といってもいいのが、ダイナミックマイクで売られてもいますしまだまだ健在です。
なんでコンデンサマイクが仕事やゲームでのボイスチャットに向いているかを知るには、ダイナミックマイクとの比較も必要かなと思います。
難しい話にならないように心がけるようにし、例などを挙げて説明しますので、本題からそれることもあるでしょう。
コンデンサマイクがダイナミックマイクより売られていて、よくコンデンサマイクがボイスチャットで使われているのがなんとなくでもいいのでわかってもらえればと思っています。
コンデンサマイクとダイナミックマイクに使われているコンデンサとコイルの予備知識
コンデンサとはどんな構造と性能なの?
コンデンサマイクの説明の前にコンデンサというものを説明していきます。
コンデンサというのは、私たちが使用している家電製品に必ず入っている電子部品です。
役割としては主に「電気をためる」というのがざっくりした、コンデンサの説明かと思います。
電気をためるという性質なんですが、薄い金属の板を2つをスキマを設けて置かれていて、電気をかけてあげると電気がたまります。
例えばコンセントの100Vは交流(こうりゅう)といって、海の波やお風呂で体を動かしたときの波と同じような、波の性能を持った電気です。
家電製品のほとんどは直流(ちょくりゅう)で動いていて、交流とは正反対で平均台のような台のように高さが一定の電気です。
コンデンサは直流では電気を流さないのですが、交流のみ電気を流し電気をためる性質があります。
コイルの性能はどんな構造と性能なの?
ダイナミックマイクに使われているのは、コイルと呼ばれるものが利用されていて、コイルも家電製品に入っている場合があります。
直流も交流の電気も通してしまいますが、理論上ではありますが直流の電気の抵抗がなくって、川の下流のように穏やかに電気を流してくれます。
交流になるとコイルは、周波数によって電気が流れる抵抗となってしまい、電気を流すのを阻止しようとします。
このとき電気が流れる方向の右回りに、磁石の役目を持った範囲ができ、磁界(じかい)と呼ばれるものが出てきます。
一方で磁石を役割を持った磁界とクサリのように、磁界とつながる電気の役割を持った範囲の、電界(でんかい)というが磁界とクサリのような関係で発生します。
このクサリである磁界と電界というのは、一般的に光の速度で進むといわれており、簡単に言うと電磁波と呼ばれるものです。
コイルは直流も交流も電気を流すけれど、交流のときだけ電気を周波数ごと流さないようにする性質があります。
コンデンサマイクとダイナミックにはどっちが使われているの?
コンデンサマイクは名前の通りで、コンデンサの役目をしているマイクであって、声や音を2枚の金属で拾ってあげるようなマイクです。
原則として電気がないと電気がたまらないのもあって、電気を使って(USBケーブルなど)マイクとして音を伝えるようになっています。
一方ダイナミックマイクは、声や音が空気を振動させてコイルに行き、電気を発生させるような仕組みとなっています。
面倒な言葉を使うと誘導起電力(ゆうどうきでんりょく)というもので、フレミングの右手の法則なんていうのも習ったことがあるかもしれません。
大まかに見るとコンデンサマイクもダイナミックマイクも、音や声を電気にして伝えるという目的は一緒なのですが、使っている部品が大きく違うということですね。
少し細かくいってみると、部品ではなく音の伝え方が違うと考えていいかと思います。
コンデンサマイクとダイナミックマイクは入力感度が違う!
コンデンサマイクとダイナミックマイクは構造が違うのもあって、仕事やゲームでチャットするときの音声の入力感度が大きく変わってきます。
人とオンラインでしゃべるわけですから、聞き取りやすくしないといけません。
PCではコンデンサマイクとダイナミックマイクからの音声を大きくするというのもありますが、そのほかスマホやタブレットそしてゲーム機などでは自動で行う場合もあります。
主流となっているコンデンサマイクの入力感度は非常に高いというメリットがありますが、マイクが服にこすれたり息の音が相手に伝わってしまうこともあります。
できるかぎりコンデンサマイクの入力感度は、-40~45dB程度がほどよい基準かなと思いますし、息の音は風防・ポップガードで防げますので安心です。
ダイナミックマイクでは入力感度がコンデンサマイクより10dBくらい低いのがデメリットではあるものの、アンプにつなげれば音声の信号は大きくなります。
コンデンサマイクとダイナミックマイクの違いはほんのちょっとしたもの!
コンデンサマイク | ダイナミックマイク | |
マイク感度 | ○ | △ |
電源必要 | ○(USBで電気を取る) | × |
音を拾う周波数 | かなり幅広い | 割と狭い |
音を伝えるスピード | ◎ | △ |
価格 | 安い | 高い |
どんなものに向いている | ゲーム・仕事 | プロのミュージシャンなど |
実はダイナミックマイクをそのまま使うのではなく、ゲインとかいじってあげればいいだけなので、どちらを選んでもいいと感じています。
ただアーティストたちが良く使うダイナミックマイクを使うのではなく、日常で安く使えるコンデンサマイクのノイズを減らすように調整すればお買い得ですね。
というわけで私の考えではあるものの、ダイナミックマイクより安いコンデンサマイクを使って、ゲームや仕事でのボイスチャットをおススメします。
仕事やチャットに向いているコンデンサマイクおススメ5選
ドイツSennheiserのサブブランドEPOS
marantzはオーディオでも有名なのにUSB接続でクリアな音を届けられる
HyperXはコンパクトで安くて仕事やゲームでも使える
JBLのマイクは高性能で低価格
Razer SeirenV3 mini は安いながらもノイズ対策している
まとめ
仕事やゲームでのボイスチャットに使えるコンデンサマイクとダイナミックマイクの説明をしてみましたがどうでしょうか。
ダイナミックマイクはコンデンサマイクよりもかなり高額なのもあって、コンデンサマイクの中でも高音質のものを選んでみました。
コンデンサマイクとダイナミックマイクの差というのは、電源が必要か必要でないかというのが大きな違いだろうと感じています。
もちろんマイクの音がいいのはダイナミックマイクだと感じますが、あくまでプロ用なので今回はおススメを出すのをひかえました。
おススメのマイクの全部がゲーミングのマイクとなってしまいましたが、ゲームって仕事とは違っていろんな音が鳴りますので、ゲーム音に負けない力があります。
今回紹介したマイクはUSBで電気を送りますし、音声も送りますので高品質な音声となっているマイクなので試しに安いものからでもいいかと思います。