花祭りとはなんだろう?甘茶をかけるのはどうして?

花,蓮

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花祭りという行事をご存知ですか?

花祭りを知る機会は、4月にお寺に行ったりすると行っている行事で初めて知るということもあります。

花祭りは、学校で教えてくれない(行事を詳しく教えてくれるのは、大学のごく一部でしょう)のです。

なぜ学校で教えてくれないかまでは、教育委員会に聞かないと分からないですが、ここで分かってくれればいいかなと思います。

花祭りでは、甘茶を飲むというところまでがセットになっています。

花祭りで甘茶を飲むのは、深い深い理由があるのです。

花祭りというのは、どういう行事か?花祭りで甘茶を飲む理由を説明しますね。

花祭りとは何か?花祭りはいつなの?

花祭りは何かを説明すると、お釈迦様(おしゃかさま)の誕生日である4/8にお祝いしましょうということです。

子どもとしていいネーミングはなんだろうか?ということで、花が良いというようになりました。

お釈迦様が産まれたときに、世の中の花という花が咲いたとも言われているのです。

地域によりますが、4/8になると春になり、花が咲き始めるという理由もあります。

花祭りは、お寺で4/1くらいから行われるのですが、ごくまれに神社でも花祭りがあります。

お釈迦様が産まれててすぐに、あるいて「天上天下唯我独尊(てんじょうてんがゆいがどくそん)」と話したというのは、有名な話ですよね?

お釈迦様が話した内容を簡単に説明すると、「この世の中でお釈迦様が一番身分が高い(尊い)」ということです。

そんなお釈迦様の誕生日である4/8にお祝いしましょうとなり、花祭りと言われるようになりました。

お釈迦様のお母さんは、摩耶夫人(まやふじん)と言われていますが、お釈迦様を産んで1週間後に亡くなったと言われています。

花祭りにお釈迦様の像に甘茶をかけるのはなんで?

花祭りではなんと、お釈迦様の像に甘茶をかけるというのがならわしです。

甘茶は、神様が飲む不老不死の水といわれています。

お釈迦様が産まれたときに、甘茶をつかってお釈迦様の体を洗ったと伝えられています。

いわゆる産湯(うぶゆ:産まれたての赤ちゃんを洗う)に甘茶を使ったとされています。

お釈迦様の像に甘茶を使うようになったのは江戸時代からと伝えられています。

お釈迦様が産まれたときに使った、甘茶をかけ神様からいろいろと教えてもらっていると考えている人もいます。

そのため甘茶をかけるようになったというように言われています。(諸説あります)

甘茶とは何のこと?甘茶には実際にはどんな効果があるの?

甘茶は、アマチャヅル(コアマチャ)をむして乾燥さえ煎じて飲みます。

お釈迦様に使ったとされる甘茶ですが、「祝杯」という意味があります。

花祭りにお釈迦様を祝うからでしょうか。

甘茶は、甘いお茶なのですが意外と飲めるお茶なのです。

花粉症の症状を和らげたり、胃腸を整える効果があります。

カフェインが苦手という方も安心して飲むことができます。

というのはカフェインが甘茶には、入っていません。

そして甘いのに、カロリーはないというすぐれたお茶です。

普段飲むお茶としても、健康にはいいと思います。

まとめ

花祭りというのは、お釈迦様の誕生日をお祝いする日だったのです。

そして、花祭りで甘茶をお釈迦様の像にかけるという行為は、お釈迦様が産まれたときに甘茶が使われたと伝えられているからなのです。

花祭りでなくても、甘茶にはいろいろな効果があります。

健康にいいですので、甘茶を飲んでみてはいかがでしょうか?

花祭りに一度行かれてはいかがでしょうか?

たまたま、お寺へ行ったら花祭りがあったのですが、ご住職からもお話を聞くことができました。

ご縁があったのかもしれませんが、花祭りについて聞けて良かったと思っています。