ゴールデンウィーク中に子どもの日がありますよね?
5/5は、子どもの日なのに、高速道路や電車などのラッシュに合うことが多いです。
子どものためと思うしかないでしょうかね。
子どもの日にはこいのぼりを立てる家が多いですよね?
おもちゃ屋や、スーパーなどに行くと、こいのぼりをよく見かけます。
もともとは、子どもの日というのは、女性の日だったのです。
今の世の中では、なんだかつらい子供の日の由来があります。
そして、子どもの日にこいのぼりを立てる理由もあります。
子どもの日というのは、どういうものか?こいのぼりにはどんな意味があるか?を説明しますね。
なんと子どもの日は女性の日だった!
農家では、子どもの日である5/5に田んぼの神様へ豊作を祈るために、女性がお祈りをささげていました。
いわゆる巫女(みこ)ですね。今では、巫女のコスプレをする人もいます。
子どもの日に菖蒲(しょうぶ)やよもぎで作られた小屋を作って、女性が1晩入っていたのです。
菖蒲やよもぎは、身を清める意味があるわけです。そのため子どもの日に女性が身を清めていたいうわけです。
子どもの日に小屋で身を清めた女性は、紺色(こんいろ)の着物を着て、手にはがんじょうな手っ甲(手に付ける防具)をつけました。
さらに子供の日に巫女となる女性は、火のような色のたすきをかけ、スゲで作られた笠をかぶりました。
子どもの日になると、巫女は着物・手っ甲・たすき・傘を身にまとって、田植えをしたのです。
子どもの日のこいのぼりを立てるようになったのは?
こいのぼりは、子どもの日によく見かけると思います。
平安時代に、子どもの日になると、今でいう皇居に貴族が集まっていました。
貴族たちは、天皇から厄除けという意味で薬玉(くすだま)というものをもらってました。
この薬玉は、菖蒲に5つの色の糸を通したものだったのです。
鎌倉時代になると、子どもの日に武士がある行動をしていたのです。
子どもの日に武士は、今でいう馬を走らせて弓矢で的を射る、やぶさめを行っていました。
室町時代になると、子どもの日に、かぶとの人形が作られるようになったのです。
江戸時代になってから、子どもの日にこいのぼりが出てきました。
農家の人たちから貴族へと移り、武士のへと移り変わっていったのです。
江戸時代に女性の武士は、いなかったと言われていますが、男性である男の子の成長を祈るようになったのです。
そして現在、子どもの日にこいのぼりの日にこいのぼりを立てるようになりました。
子どもの日にこいのぼりを立てる意味とは?
こいのぼりを立てるのは、男の子の成長を祈るために神様にアピールするものなのです。
江戸時代の子どもの日は、武士の男の子のみこいのぼりを立てていました。
やがて町人にもこどもの日に、こいのぼりが立てられるようになったのです。
子どもの日のこいのぼりである、鯉(こい)には意味があったのです。
中国では、鯉が川の下流から上流へのぼっていき、竜になるといわれていたのです。
川の下流から上流にのぼるのは、かなりしんどいことです。
葉っぱや石は、上流から下流へと流れてくるのが普通です。
そんな激しい川のぼりをする鯉は、厳しい世の中を生き抜くシンボルとなりました。
男の子の成長を祈るこいのぼりですが、このような意味からきています。
ふき流しと歯車にも意味があったのです。
ふき流しは川のイメージなのですが、川の水が流れている様子から悪いことを流し、悪いことが起こらないようにとの意味があります。
歯車は、風が吹き回ります。
風を受け流しているので、悪いことが流れいき、悪いことが起こらないようにという意味があるのです。
子どもの日にこいのぼりを立てるのは、歯車とふきながしと鯉の意味から、家族を守る意味あったのです。
端午の節句と菖蒲には関係があった!
端午の節句である5/5に菖蒲の葉を入れたお風呂に入る人もいると思います。
端午の節句で使う菖蒲は、スーパーやDIYショップなどでも売られています。
端午の節句で使う菖蒲の葉っぱを思い出したり、見たりしてみてください。
菖蒲の葉は、先がとがっていますよね?
そのため、菖蒲の葉は、刀(かたな)に似ていると見ていたのです。
端午の節句では、悪いことが起こらないように、刀に似た菖蒲の葉を使っているのです。
菖蒲の葉をお風呂に入れ、菖蒲が入ったお風呂に入ると、肩こりなどにもいいというのもあります。
端午の節句に菖蒲を使うと、身を清める意味と、健康になるという意味があるのです。
ダジャレではありますが、菖蒲は勝負という意味もあり、昔は武士のかぶとにも使われていたのです。
端午の節句のちまきは悪いことが起こらないようにという意味だった!
端午の節句でちまきを食べるのは、関西から西が多いです。
端午の節句のちまきには、少し怖い歴史があります。
昔の中国の役人が周りからいろいろと言われ川へ飛び込んでしまい、帰らぬ人となったのです。
いわゆるいじめです。この日が5/5だったのです。
いじめは昔も今も悪いことです。
そのため、竹の中にお米を入れて、川へ投げて法事(ほうじ)のようなことをしていました。
しかし、竜に食べられてしまうからという話があり、今のちまきに巻いている葉っぱを竜が嫌ったのです。
そのため、竜に食べられずに、法事ができたというのが、ちまきの歴史です。
竜にも勝てるという意味ですね。
形が変わり悪いことが起こらないように、ちまきを食べるようになったのです。
ちまきが日本に来たのは、なんと平安時代と言われているのです。
端午の節句にちまきを食べ悪いことが起こらないようにしましょうという意味に変わったのです。
端午の節句にかしわ餅を食べるのは、子どものためだった!
端午の節句にかしわ餅を食べるというのは、日本だけのことだったのです。
ようやく、日本だけのものが出てきました。
端午の節句で食べるかしわ餅の、葉っぱは、芽が出ないと葉っぱは落ちないのです。
生命力が強いという意味もあります。
端午の節句にかしわ餅を食べるということは、子どもの将来を考え健康に育ってほしいという意味なのです。
また端午の節句のかしわ餅の葉には生命力が強いこともあり、子孫繁栄の意味もあるのです。
端午の節句のかしわ餅には、このような力強い生命力がつくという意味があるのです。
親が、子どもの将来を考えたことだったのです。
まとめ
子どもの日にこいのぼりを立てるのは、長い歴史の中で形が変わってきたということですね。
こいのぼりを大切にすることも必要なのでしょう。
こいのぼりがないから、何か悪いことがあるわけではありません。
家族を守ろうとしていないから、子どもの日にこいのぼりを立てないということではないのです。
端午の節句の菖蒲とちまきとかしわ餅の意外な関係は、むかしむかしの話から形を変えています。
端午の節句は悪いことが起こらないようにという意味で、菖蒲が使っているのです。
ちまきやかしわ餅は、日本だけのものですが、子どものためを考えたことだったのです。
端午の節句には、家族のことを考えて、菖蒲をお風呂に入れて入ってみるのもいいかと思います。
また端午の節句では、将来のことを考えて、ちまきやかしわ餅を食べてみてはいかがでしょうか?