「たまや」「かぎや」とかけ声とは?花火大会にひそむ謎

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夏に多い花火大会ではありますが、冬にも花火大会があり、1年を通して花火大会が行わています。

花火大会になると「たまや」「かぎや」とかけ声がありますよね?

「たまや」「かぎや」というのは、いったいどういう意味があるのでしょうか?

屋号(やごう)とも言われていますが、屋号って何だろうとおもうことがあるかもしれません。

花火大会では、打ち上げ花火が多いですが、なんで空高くまで上がって花火が「ドーン」とひらくかというのも謎かもしれません。

多くの花火大会は夏に行われますが、「たまや」「かぎや」の謎、そしてなんで打ち上げ花火は空高くまで上がるかを説明しますね。

花火大会が行われたのはいつから?

古くは鉄砲が日本に伝わってきたときから、花火の素になる火薬が使われるようになりました。

しかし、火薬でなので一歩間違えれば火事になることもあり、危険なものとして扱われ火薬の使用を禁止されていました。

火薬は中国で作られ、その後ヨーロッパに伝わったとされており、日本に鉄砲を伝えたフランシスコ・サビエルだというのも分かる気がします。

日本では、火薬は危ないから使用禁止になったときもありますが、江戸時代の徳川家康が花火を見たともいわれています。

では、なぜ花火大会までに発展したかというのが謎ですね?

江戸時代に伝染病であるコレラが原因で、多くの方がお亡くなりになりました。

亡くなった方のご冥福をお祈りするために、花火大会が行われました。

花火大会の由来は、このような歴史があったといわれています。

「たまや」「かぎや」のかけ声はどこからきているの?

「たまや」「かぎや」というのは屋号(やごう)とも呼ばれていますが、屋号とはなんだろうと考えてしまいますよね?

簡単に説明をさせてもらいますが、屋号は家のニックネームのようなものです。

私の父の実家では、今でも屋号が使われているようですが、同じ苗字が多いので屋号をつけたという話を聞いたこともあります。

では、「たまや」「かぎや」というのは、どのようなニックネームだったかというところを見てみましょう。

江戸時代から花火大会が行われるようになり、今の墨田川花火大会から続いている花火を作るお店の名前が「たまや」「かぎや」です。

「たまや」と「かぎや」は墨田川花火大会で有名な花火を作るお店でした。

花火大会で見る人たちが、きれいに見える花火であるので「たまや」「かぎや」とお店の名前をかけ声にしたのが由来です。

花火大会の花火は空高くあがりキレイに見えるのは?

花火大会で空高く上がる花火は、火薬がメインとなって火がついて飛ぶようになっています。

花火大会の様子をTVで見たことがあれば、鉄の筒に丸い花火を入れている姿を見ることができることもあります。

花火大会で打ちあがる花火は、丸い花火のボールを鉄の筒に入れるときに、すでに鉄の筒には打ち上げ用の火薬が入っています。

花火のボールは、打ち上げ用の火薬に火がついて空高く飛んでいくというしかけになっています。

空高く飛んだら、花火のボールの外側から燃えていき、中心にある大きな火薬で爆発させ大きく見えます。

花火大会の打ち上げ花火がキレイに見えるのは、花火のボールは玉ねぎのように火薬をつめています。

火薬だけではただ爆発するだけなので、色を出す工夫を花火屋さんが行っています。

色を出すには、火薬と一緒に金属などを入れているからです。

緑は銅で黄色はナトリウムなどの素材が火薬に混じっています。

他の色もいろいろと混ざっていますが、この素材に火薬が混じって火がついて燃えると色がでる仕組みになっています。

まとめ

花火大会での「たまや」「かぎや」というかけ声と、花火の仕組みについて説明してみましたが、いかがだったでしょうか?

なかなか屋号という言葉は聞きなれないと思いますが、「たまや」「かぎや」は花火屋さんの名前だったというのがポイントですね。

花火が空高くあがりキレイに見えるのは、火薬と一緒に混ざっている素材によるものです。

小さい花火から大きな花火がありますが、花火を作る方の苦労が火薬と共に詰め込まれています。

私たちは、花火を見てキレイだなとか、迫力があるなと思います。

特に日本の花火は、世界からも大絶賛されているくらい色々な形に変化したりできるとも言われています。

花火を作ってくださる方に感謝しつつ、研究や苦労の結果も入った花火を見てみることも大切なのだろうと思います。