steelseriesのARCTIS 1は、ヘッドセットのエントリーモデルで1万円を切っています。
上位モデルのARCTISシリーズもありますが、今回はsteelseriesのARCTIS 1のレビューをしていこうと思います。
結論からいうと、マイク性能もいいですし定位もいいというのもあって、レビューと紹介という感じです。
最初にsteelseriesのARCTIS 1のスペックから見ていこうと思います。
steelseriesのARCTIS 1のスペックは?
スピーカードライバー
- ヘッドフォン周波数特性 20~20,000Hz
- ヘッドフォン感度 100 db
- ヘッドフォンのインピーダンス 32Ω
- ヘッドフォンの全高調波歪み 3%未満
- ヘッドフォンの音量コントロール オンイヤーカップ
マイクロフォン
- 再生周波数特性 100Hz~10,000Hz
- タイプ ノイズキャンセリング、双方向性
- 感度 -38db
- 取り外し可能
マイクロフォン
- ミュートトグル オンイヤーカップ
接続
- コネクターのタイプ 4極、3.5mm + デュアル3.5mm PC延長ケーブル
- ケーブル長 3m/10フィート
ケーブルの材質
- ラバー
steelseriesのARCTIS 1をエイジングする前とした後の音質は?
最初にARCTIS 1の音質からレビューしていきたいと思います。
エイジングというのは、直訳すると熟成させるとか年をとるなんて意味もありますが、オーディオ機器でいうと本来の力を発揮するための準備運動です。
400Hzの音で小さい音から大きな音にしたり、音を出さずしばらく置いたりを繰り返して行いました。
エイジングする前は、ハッキリとした音であるものの、エイジング後の音は少しこもる感じです。
人によって音の感じ方が違うのは普通なのですが、こもっているというのが分からないというわけじゃなく、steelseriesのARCTIS 1のエイジング後はほんの少し低音がこもるというよくある現象です。
ARCTIS 1のスピーカーがある耳のところは、プラスチックになっているので分解して吸音材を入れたり、プラスチックのところに穴をあけるか迷いましたが新品なのであきらめました。
非常に定位もいいのでFPSを始めたてという方には、もってこいのヘッドセットがsteelseriesのARCTIS 1なのだろうと思います。
steelseriesのARCTIS 1のマイクの音質は?
steelseriesのARCTIS 1のマイクは、マイク単体で売られているものにはどうしてもかなわないヘッドセットなので、比べるのも変ですが問題ないと思いました。
今回もアンプはsteelseriesのGameDacを使用しましたが、PCにダイレクトでさしても問題と思います。
steelseriesのARCTIS 1は、PS・PC・スマホ・タブレット・XBOX・Nintendo Switchというように、ゲーム機器のほぼすべてに対応しているのもあってマイクは問題ありません。
ゲームを配信したとしても、ARCTIS 1のマイクに問題はないでしょう。
ほぼすべてのゲーム機に使えるのもあって、steelseriesのGameDacのようなアンプに入れてイコライザでいじってしまうとマイクもヘッドホンも音が悪くなりがちです。
ノイズキャンセリング機能が最初から入っているのもあって、卓上のUSBの扇風機の風を50cm程度離しておけば音は入りにくいです。
双指向性のマイクなので相手側にはクリアに聞こえます。
実際にPCとiPad miniにつけて録音してみましたが、ARCTIS 1のマイク性能はエントリーモデルの中ではずば抜けていいでしょう。
steelseriesのARCTIS 1のイヤーパッドはAirweaveを使っているので気持ちいい!
ARCTIS 1のつけ心地のところなんですけども、イヤーパッドはPUレザーじゃなく、Airweaveのファブリックが採用されています。
steelseriesのARCTIS 1のイヤーパッドは、気持ちよく通気性もいいです。
イヤーパッドがPUレザーの場合は、割と早い段階でボロボロになってくるものなのですが、Airweaveを使っているのでそんなに早い段階でボロボロになるとは考えにくいです。
Airweaveはスポーツ向けのものですので、私が1日5時間つけていましたが問題はないかなと思います。
ただARCTIS 1を装着して、周囲温度が26度を超えてくると、蒸れることはないですが暑くなります。
エアコンがかかっていれば、気持ちよくsteelseriesのARCTIS 1を使えると思います。
steelseriesのARCTIS 1の定位はどんな感じ?
steelseriesのARCTIS 1を使ってAPEXを行ってみましたが、定位はこの価格帯では非常にいいと感じました。
右から前を通って後ろに行くときに、後ろはやや近く感じてしまうこともありますが、全く問題ないです。
またこの価格帯でよくあるのが、距離の把握なんですけれども、近いのと遠いという差は後ろを除けば問題ないです。
上下に関してはよく分からないというのが本音ではありますが、FPSなどのゲームでは問題ないだろうというのが感想です。
steelseriesのARCTIS 1の側圧は弱い?強い?メガネとの相性は?
steelseriesのARCTIS 1の側圧なんですが、最初はほんの少しだけ強いかなという程度です。
イヤーカップからヘッドバンドにつながるところは、金属製なのでARCTIS 1の箱にかけて弱くすることもできます。
メガネを使用していましたが、ARCTIS 1の側圧を緩めるやり方をしてみましたが問題はないでしょう。
ARCTIS 1の箱じゃなくてもB5サイズよりやや小さくて分厚い本にかけても、問題はないと感じています。
ARCTIS 1の側圧に関してはイヤーパッドがAirweaveなのもあって、フワフワしているのも相まっているのかなと思います。
他のヘッドセットやヘッドホンに関しては、プラスチック製ややたらかたい金属のものでできているのは、この方法で側圧を弱めるのはやめた方がいいです。
steelseriesのARCTIS 1の重さは?軽くて付け心地も非常にいい!
ヘッドセットの重さが300gくらいというのは多いですが、ARCTIS 1の重さはマイクありで実測で261gでした。
軽い部類にはいるARCTIS 1なので、PCだけじゃなくPS・XBOX・Nintendo Switchなどでも問題なく使えます。
マイクは取り外しできるので、夏場は暑くなってしまいますが、冬場であればARCTIS 1のマイクを取って外で音楽を聞くのもいいでしょう。
ヘッドセットの重さは「軽いは正義」です。
重いものであれば家の中で使うしかないですが、ARCTIS 1に関しては外でも使えますし、夏を除けばそこまで耳のところが暑くなるという心配はないでしょう。
まとめ
今回はsteelseriesのARCTIS 1のレビューとおススメをしてみましたがどうでしょうか。
PCだけでなくPS・Nintendo Switchなど家庭用のゲーム機器にも対応しているのもあり、幅広く使えるエントリーモデルのヘッドセットかなと思います。
steelseriesのARCTIS 1とほぼ同じ性能であれば、普通は1万円を超えるヘッドセットも多くありますが、軽量で側圧も音質もマイクも問題ないヘッドセットというのは珍しいです。
2019年に発売されたsteelseriesのARCTIS 1なんですけども、今も十分に戦えるヘッドセットですし、エントリーモデルとしてはレベルの高いヘッドセットです。
初心者を抜けたなと思ったら、ARCTISシリーズの上位機種を試したり、個人的に気に入っているゼンハイザー(EPOS)を使うのも十分にいいでしょう。
ヘッドセット買うのに迷っているなら、初めはsteelseriesのARCTIS 1をおススメできると思っています。