イヤホンやスピーカーの中でもリケーブルや端子につけるタイプに多いですが、音が広がって小さくなったり、右と左がかたよってしまうことありますか。
逆位相(ぎゃくいそう)といって、プラスとマイナスを逆につけてしまうときに起こるものです。
今回はイヤホンやスピーカーの逆位相による、音が広がって小さくなって聞こえにくくなる原因について説明していこうと思います。
引っ越した後にスピーカーを取り付けたときや、イヤホンを買ったのはいいけれど音に違和感があるという場合に読んでいただければと思います。
買ったばかりのイヤホンやスピーカーでも初期不良ということもあるので、逆位相が悪さしているという簡単な見つけ方もあります。
イヤホンやスピーカーの逆位相とは?
イヤホンやスピーカーでの位相(いそう)というのは、音がきちんとプラスとマイナスの端子にきちんとつながっている状態です。
お風呂でチャプチャプと波をきちんと作っている場合です。
逆位相というのは、正反対で正しい音を打ち消すもので、車のマフラーの音対策で使われているものもあります。

完全にすべての音が消えるということは、理論上ではデジタルで先読みするシステムがあればできますが、実際にには右と左のイヤホンやスピーカーがかたよって聞こえます。
人によりイヤホンやスピーカーの逆位相は、気分が悪くなる方もいます。
イヤホンとスピーカーの逆位相かどうかを確かめるにはどうすればいい?
イヤホンやスピーカーで鳴らす音が正常のはずなので、音を鳴らしてみて右と左に違和感がないかを確かめます。
いつも聞いている音楽にしてください。
普段聞こえるはずの音が聞こえにくくなっていたり、広がって聞こえたり小さくなります。
イヤホンやスピーカーで聞くと真ん中に音が集まっている感じがなく、外に広がっている感じですね。
逆位相であれば小さくなったり、片方に音が寄っている感覚があります。
スマホやPCなどほかのデバイスがあれば、音を鳴らして聞き比べてください。
逆位相の場合に、イヤホンやスピーカーから出てくる音が変かな感じるかと思います。
イヤホンやスピーカーの逆位相をなおす方法は?
引っ越して荷ほどきしたあとに、スピーカーを設置したときに逆位相を起こす場面もあります。
イヤホンの場合はリケーブルに多いですが、2pinタイプが起こしやすいかなと感じます。
最悪なのは、初期不良なのですが、返品して違うイヤホンやスピーカーに買い替えた方がいいかなと感じています。
スピーカーの逆位相のなおし方は、スピーカーのプラスに赤のケーブルがあるかというのと、マイナスに黒のケーブルがあるかです。
両方とも黒のケーブルだったら、マイナス側に白い線が入っていますので、接続しなおしてください。
簡単に言うとスピーカーのコードのプラスとマイナスを逆にしてみてください。
イヤホンの逆位相のなおし方は、リケーブルの場合は反対につけるのが簡単な方法です。
リケーブルじゃない製品は初期不良です。
これで簡単になおせますよね。
まとめ
今回はイヤホンやスピーカーの音が広がったり小さくなるのは逆位相の可能性があるという説明でしたがいかがでしょうか。
イヤホンやスピーカーの音が出ているときに、「おや、何か変」と感じる方と感じない方はいらっしゃいます。
しばらくすると違和感が出てくるかもしれませんが、なるべく聞きなれた音楽を聞いてしっかりと確認することが重要です。
逆位相のため音がかたよっていることもあったり、音が小さく感じることもあります。
そんなときは、イヤホンやスピーカーの逆位相を真っ先に疑った方がいいように思います。
もし買ってすぐの場合は、何度も確認してから初期不良としてお店に行き、返品してもらうか違う製品に交換してもらってください。
引っ越しとか部屋の模様替えでスピーカーを一度外した場合には、プラスとマイナスを逆にしてみてください。
ずっと逆位相の状態でイヤホンやスピーカーで聞いていると、体の不調が出る可能性もありえます。
イヤホンやスピーカーから出てくる音に違和感を感じた場合には、配線を変えたり初期不良交換などしてもらうようにしてください。